作成：讃匠 麺研究センター
『ハリネズミとキツネ』という古代ギリシャの寓話から考えられた概念です。
ハリネズミ自体はとても非力ですが、唯一の武器である全身の棘で、強力な外敵からの攻撃に打ち勝つことが出来ます。
これに伴い、様々なスキルを幅広く身に付けるよりも、ひとつの分野に精通することのほうが生き永らえる術になりうる、という考えです。
ビジネスの世界においても、他者に絶対に負けない強みをひとつ持つことはとても大切とされており、その強みとは、上記の3つの特徴をすべて持ち合わせるものであるべきだと言われています
上記の戦略は、お客さまのニーズのある部分と、自分の得意分野が重なり合ったブルーの部分だけに集中する戦略、つまり自分の強みに集中する戦略です。
興味があるという程度は、趣味の世界になります。
強みはどのようにして作られるのでしょうか?
あなたの強みは、生まれ持った才能に強い関わりがあり、才能はあなたの強みの基盤です。
その才能は人生の経験の中で､より研ぎすまされ、教育を受け、経験し、トレーニングを受け、発達していきます。
強みがどのようにして発達するのかを知ることは、あなたの強みを明確にする手助けになるはずです。
全ては生まれ持った才能（3歳までに身につけている特殊な能力）からスタートします。
何かで卓越するには、生まれ持った才能、即ち、基礎の部分が必要で、それが成長の段階で教育や訓練により、能力を伸ばし続けていきます。
最終的にその才能が強みになるのです。 私たちはみんな、何らかの強みを持っているのですが、圧倒的多数の人たちは、それが何かを気づいていません。
あなたも生まれつきの才能を持っています
次は経験です。
私たちは、あらゆる経験を通じて、色んなことを学んでいくものですね。
私は麺の研究者なので、経験を通じて、麺に関することを実にたくさん学んできました。
どんなスープにどんな麺が合うか、茹でたうどんを見て、どの程度の美味しさのうどんかがすぐに分かるのです。
これらは教わるものではなくて、経験を通じて得られるものです。
経験によって麺に関する能力を向上させてきました。
スキルとは専門家たちが新たにわかりやすいように、また学びやすいように作り上げた、段階を踏んだ教えです。
スキルを学ぶことで、その領域におけるあなたの成果を著しく向上させることができます。
そして、その領域があなたにとって才能のある分野であれば、あなたの能力は爆発的に成長します。
