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- コンセプトが明確になれば盛付の方向性も決まる
うどん店等お店の価値観、使命が決まったら次はコンセプトを決めましょう。コンセプトとは使命、価値観を何で表現するかという項目にあたります。
そして、コンセプトは対象が見えるものです。モノであるとか、本であるとか、商品であるとか、モノを対象にしているのがコンセプトです。例えば、有名な良いコンセプトとして広く知られているのがスターバックスです。
スターバックは基本的にコーヒーを主体にしたドリンク、フード類を売っているカフェですが、スターバックスのコンセプトはコーヒーを売ることではなく、「第三の場所」の提供です。
第一の場所は自宅で、第二の場所は職場或いは学校です。第三の場所とは、コーヒーの良い香りのする自宅でも学校でもないくつろげる空間の事です。
その様な場所の提供がスターバックスのコンセプトであり、スターバックスのビジネスの本質です。店内にいるスターバックスを使っている人達を見回してみても、コーヒーを飲むために来ている人はほとんどいません。誰かとゆっくり会話する為の場所が欲しい時、お客様との商談の時、時間が余った時に本を読んだり、PCで仕事をしたりする時の場所の確保のために来店している人が多いですよね。
何かをするために、或いはスターバックスのくつろいだ場所を利用するために、来ている人がほとんどです。
このようにコンセプトを明確にすれば自動的にお客様(ターゲット)も明確になり、その人の問題解決の為にはどんな商品、盛付をすれば良いかが明確になってくるのではないでしょうか。
例えば、「健康志向の女性」をターゲットとする場合に野菜がほとんどなく、肉ばかりのメニューを出したのではコンセプトから外れてしまいます。このようにコンセプトと盛付の方向性には一貫性が必須で、重要なポイントとなります。
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