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- 同業者はもはや参考にならないし、真似してはいけない①
盛付の勉強をしようと思った時、既にあるラーメン店、うどん店、あるいはそば店のような同業種を参考にしてはいけません。
特にライバルを真似ると、競争になってしまい、ビジネスで大切なことは、絶対に競争しないことが大切です。(参考:拙著「トップになりたきゃ、競争するな!」)
人の物真似で良いことは何もなく、松下幸之助さんが生きていた頃、即ち、インターネットがなかった頃は、松下電機(現パナソニック)はマネシタ電機と呼ばれたくらい、真似をすることで、成功していました。
ところが、インターネットがこれだけ発達した現在は、真似をすると、お客さまに簡単に見破られてしまいます。
そして、同業者を真似ると、お客さまにとって目新しさがなく「ここはあの店の真似をしている。」と思われてしまう上に、そういったものを真似する人は、表面上の目に見える部分しか真似できておらず、一番大切な見えない部分である本質を理解していないという特徴があります。
例えば、クロネコヤマトは、牛丼の吉野家を参考にして大成功し、トヨタ生産システムは、アメリカのスーパー・マーケットを参考にして大成功したことは、余りにも有名な話で、異業種の真似は大きいイノベーションを起こします。
このように異業種の真似をするとイノベーションが起きますが、同業種のライバル店やトップの会社・店舗のコピーをしたとしても、そのレベルよりはるかに低いレベルにしかなっておらず、結局はお客さまの期待を裏切る結果になってしまいます。
真似る上で大切なことは、外観などの目に見える部分ではなく、「見えない、大切な部分」を細部に至るまできちんと参考にすることです。
見えない部分をきちんと理解して、師匠を超える商品、店を作らなければ絶対に勝てないと言えます。
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