うどんの画像

連載全2回のうち第1回目

作成:讃匠 麺研究センター

大型店の進出に立ち向かう小規模店の生き残り戦略

目次

小さな店の大逆転法

1.これからの戦略(生き方、考え方)についてシッカリ考えてみましょう。

この方針によって、あなたの店の今後の大きな方向性が決まってきます。

①小さいままで、一生終えて良いですか?
②小さくても良い、存在感のある店になりたいですか?
③大きくなりたいですか?
④どの規模を目指したいですか?
⑤どの様になりたいですか?
⑥あなたの夢は何ですか?
⑦今のビジネスにあなたは、強い情熱を燃やすことが出来ますか?
⑧今のビジネスをあなたは、本当に愛していますか、大好きですか?

以上を明確にする事がまず、第一歩です。

2.最も生産性が上がるのは「好き」で「得意」な仕事


取り組んでいて喜びや充実感を得られるのが「好き」なことです。
「好き」ではなくても、上手にできることが「得意」なことです。
自分が「好き」で「得意」な仕事に注力することが最も生産性が上がるということです。
「好き」と「得意」の両方を満たす仕事に注力してください。
日本では、まだまだ「やりたくない」仕事や「不得意」な仕事を我慢してやっている人が多いと思います。
「好き」なことと「得意」なことが掛け合わさると、情熱を持って続けられ、質の高いアウトプットができるようになります。
たとえば、「好き」なことであれば、「時間を忘れて夢中になってしまうことは?」 「何をしているときに幸せを感じる?」「もし制限なく何でもできるとしたら、何がしたい?」 といった質問を自分に問いかけてみてください。
「得意」なことについては、「周りからよく褒められることは?」、「時間をかけずにできてしまうことは?」 「これまで周りの人に対して、(自分はできることだからこそ)『なんで、こんなこともできないんだろう』と思ったことは?」 といったように、日頃、自分が当たり前だと思っていることの中に「得意」なことが隠れている場合もあります。
あなたはいかがですか?
あなたの周りの人たちはどうでしょうか?
仕事において本当に充実感や成果を感じているでしょうか?
好きではないことや苦手なことを我慢してやってはいないでしょうか?
「好き」な仕事に従事することは、モチベーションと情熱を高める源泉となります。
心からやりがいを感じ、楽しみながら仕事に取り組むことで、創造性や革新的なアイデアが生まれます。
「得意」な仕事に特化することは、個人のスキルや才能を最大限に活かすチャンスです。
得意なことに集中すると、個々の専門性が高まり、成果や品質の向上につながります。
この仕事は本当に好きか、自分にとって、最高に得意な分野ですか?
苦手で好きでないことは絶対にやらないこと、もし、本当にこの仕事が自分で合っていない仕事であれば、 自分にとって得意で好きな仕事に変わる位の勇気を持って取り組むことが重要です。

3.小さい店と大きな店の差について考えてみましょう。

次に小さい店と大きな店を比べてみます。

(参考)小さいな店の定義
売上はうどん蕎麦店の全国平均程度以下、即ち、月商200万程度以下
中規模店 月商200万円~500万円程度
大規模店 月商500万円以上
a)小さい店の弱点  小さい店の定義(現在の月商、200万円以下)

①知名度
②イメージ
③体力
④ブランド力
⑤資源

b)小さい店の強み
①スピード
②低コスト
③自由度が高い
④経営能力がそれほどいらない
⑤シンプル

c)大きい店の弱点
①高コスト
②スピードが遅い
③自由度が低い
④高い経営能力が必要
⑤複雑

d)大きい店の強み
①体力
②知名度
③ブランド
④影響力
⑤組織力

続きこちら

1        2