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連載全3回のうち第2回目

作成:讃匠 麺研究センター

麺ビジネスの大成功

目次

ビジネスの成功は、自分の得意なことと、好きなことの組合せ

1. ビジネスの成功は、自分の「得意なこと」と、「好きなこと」の組合せ

あなたは毎日、会社で仕事をしたり、既に個人でビジネスを始めている方だと思います。
そして、毎日、毎日、多忙な日々を送られていることとお察しします。
そこで、あなたに改めてお伺いしますが、あなたは、毎日毎日を最高に楽しめる、 バラ色の日々を送ることが出来ていますか?
私は小学生の高学年だったころを思い出します。
母親に進められて、町内にあったそろばん教室に通い、そろばんも上達し、 好きな模型飛行機を作り、毎日楽しい日々を過ごしていました。
あの頃の人生は、今振り返っても、 毎日好きなことをして楽しいバラ色の人生であったことを思い出します。
私は、そのころから自分の得意分野はモノ作りをあることを自覚し始めたと思います。
要するに、好きで、好きでたまらずに、同時に自分の得意分野であったのです。
その後、自分で事業を始めると、トップとして、好きでも得意でもない、 あらゆることをやらなければいけない状態になり、 多くのことに失敗をしました。
今から振り返ると、私が失敗した多くのことは、 好きでも得意でもない分野ばかりで、 誰かがやらなければいけないが、他に誰もいないので、 やらざるを得ない分野ばかりでした。
私自身の経営者としての失敗を振り返り、 好きで得意な分野に集中するのと、そうでないことをやるのは、 出てくる成果が天と地ほどの違いがあることを経験しています。
そして、今は、好きでも得意でもない分野は、 その分野の専門家、プロ中のプロにお願いしています。
そこで、再度、あなたにお伺いします。
あなたの自分自身の得意なことで、好きなことは何でしょうか。
あなたが現在している仕事は、あなたの得意なことと、好きなことでしょうか。
では、なぜ、サブタイトルのように、ビジネスの成功は、自分の得意なことと、 好きなことの組合せで成功すると思いますか。
「好きなこと」をしているときは、喜びや楽しみ、 充実感を味わうことができ、満足感も得られます。
「得意」は上手にできること、他人から褒められることです。
もちろん、「好き」ではないけれど「得意」なこともありますし、 自分が「好き」だけれども「不得意」なこともあるはずです。
「好きなこと」と「得意なこと」が掛け合わさると、 情熱を持って続けられ、仕事の場合は最も生産性が上がります。
今日のメルマガでは、あなたの「好きなこと」「得意なこと」の見つけ方、 すなわち、あなたの「強み」の見つけ方を紹介し、 「麺ビジネスの強み」とあなたの「強み」が合わさった時に起こる事を、 事例を踏まえながら説明したいと思います。

2.自分の「好きなこと」と「得意なこと」の見つけ方として、以下の方法をお勧めいたします。

① 自分自身の履歴書を書き、自分の強みを徹底的に理解します。

たとえば、「好きなこと」であれば、
「あなたは何をしている時間が好きですか?」
「あなたが夢中で続けることができることはなんでしょうか?」
「もし制限がなければ、何がしたいですか?」
「あなたの幸せな時間はどのような時でしょうか?」
「得意」なことについては、
「他人からよく褒められることは何ですか?」
「今までで上手にできたと感じることはどのようなことでしょうか?」
と自分に問いかけてみてください。
以外とあなたの気づいていないことが、隠れているかもしれません。

② 性格診断をします。

あなたは「16 personalities」を知っていますか。
「16 personalities」とは、人間の性格を16種類のタイプに分け、 個々人の特性を理解しやすくするための心理学的ツールです。
簡単に言えば、性格診断です。
ものの見方や判断基準、外界への接し方など個人の本質」が明確になります。
診断によって、それまで気づけなかった自身の特性を知ることができ、 自分自身の特徴を最も発揮できる仕事や環境を見出すのに役立つでしょう。
組織内での役割などの理解も深まります。
診断方法は複数の質問に答え、個人の性格を16タイプに分類します。
そして、「外向型(E)と内向型(I)」「感覚型(S)と直観型(N)」「思考型(T)と感情型(F)」「判断型(J)と知覚型(P)」 の4つの要素から、それぞれのアルファベットの頭文字を組み合わせて表現されます。

上記の診断は、インターネットでも簡単に診断できますので、 ぜひやってみてください。
あなたの「好きなこと」と「得意なこと」が発見できれば、 あなたの専門分野が明確にできるでしょう。
ちなみに私の性格診断の結果は、分析家の3指揮官で、 有名人ではステイーブ・ジョブズでした。
12分程度で終わるので、ぜひ、試してみてください。
あなたの知らない自分自身の本当の姿が見えてくるかもしれません。

3.自分の専門分野の強みと麺ビジネスの強みの組合せ

次に上記2で見つけた、自分の強みと麺ビジネスの強みを組み合わせてみましょう。
まず初めに、参考的な事例を紹介します。
大和ラーメン学校の卒業生に元吉本興業のお笑い芸人で、 現在はタイのバンコクで人気ラーメン店シェフの井上さんという方がいます。
彼は最近、Bangkokで活躍している日本人シェフとして、 2つ星の寿司のシェフ、1つ星の寿司シェフと一緒に雑誌に取りあげられました。
1人、1人のために料理を作るエンターテイナーメントレストランで、 世界で一番、料理の遅いシェフと呼ばれています。
開店して1.5年ですが、Bangkokでは有名人になっています。
彼のエンターテインメント性と、料理の技術が組み合わさった時、ビジネスが大成功したのでしょう。
私ロッキー藤井の事例もお話ししましょう。
まずは、自分自身の履歴書を書き、自分の強みを徹底的に理解しました。
例えば、私の場合は、幼少のころから、物作りが得意で、 小学校時代から模型飛行機作りに熱中し、学校も高松工業高等専門学校に入学しました。
飛行機が好きだったので、川崎重工航空機事業部に入社し、合計6年間、飛行機と造船の設計に携わりました。
川崎重工をリタイアー後、機械設計業を始め、徐々に製麺機のメーカーになりました。
従って、私の好きな道、好きな仕事に取り組んできました。
機械の開発は、勘の世界ではなく、すべてが数値、 すなわち、デジタルなので、麺学校を始めたときは、デジタルクッキングを始めました。
その結果、無添加、無化調で、美味しい麺、スープ、料理を簡単にマスター出来る方法を開発し、 それを現在のe-learningに活かして、今後のDX時代に活かせる仕組みを作りました。 私の人生を振り返ってみると、一貫して、物作りの延長線上の人生だということが分かります。