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連載全4回のうち第4回目

作成:讃匠 麺研究センター

海外での麺ビジネスの展開の長い繁栄のために戦略-4

目次

2.戦略①からの続きです。

②ブランド戦略
独自のブランドを確立させましょう。
日本らしさ、健康志向、新鮮さなど、自社のブランドイメージを明確にし、 競合他社との差別化を図ります。

③店舗展開戦略
立地選定は重要です。
これは国内、海外において同じことが言えますが、現地の消費者の動線や競合店の状況を考慮し、 最適な立地を選びます。
店舗デザインも大切です。
日本の伝統的な要素を取り入れつつ、 現地のデザイントレンドに合わせた店舗デザインを行います。
また、フルサービスレストラン、フードコート、テイクアウト専門店など、 様々な店舗形式を展開し、幅広い顧客に対応します。

④人材育成
現地スタッフの育成: 現地のスタッフを積極的に採用し、日本の食文化や調理法を丁寧に指導します。
多文化理解の推進: 多様な文化背景を持つスタッフが円滑にコミュニケーションを取れるよう、 多文化理解に関する研修を実施します。

⑤デジタルマーケティング戦略
何度かお話ししたことがありますが、 現在の世の中には、必ずSNSマーケティングが必要となっています。
InstagramやFacebookなどのSNSを活用し、 視覚的に訴求力の高いコンテンツを発信し、集客に繋げましょう。
国内・海外共にですが、SNSを投稿するタイミングも重要です。 夜20:00~22:00ごろが閲覧数を獲得できる時間帯です。

海外での麺ビジネス展開は、日本食の魅力を世界に発信する絶好の機会です。
しかし、成功するためには、単に日本食を提供するだけでなく、 現地の文化や消費者のニーズを深く理解し、それに合わせた戦略的な展開が不可欠です。
具体的な成功事例を参考に、自社の強みを活かしたビジネスモデルを構築し、 長期的な視点で事業を展開していくことが重要です。

3.海外市場で成功するには

①このビジネスに情熱が持てるかどうか?
儲かりそうだから、海外に出るのではなく、海外での、このビジネスに情熱が持てるかどうか?
情熱がなければ成功は絶対にしません。

②このビジネスの本質は何かを理解する
このビジネスはどこを押さえたら成功するのかを、最初の段階で理解する必要があります。

③海外進出で何を目指しているのか?
明確な目標はありますか? 海外進出することによって、あなたが一番手に入れたい結果は何かを明確にしましょう。

④その結果を得る為には、何が必要か?
(例) 美味して、健康に良いラーメンの製法ノウハウ
    麺についての、専門的な知識と技術
    美味して、健康に良いスープの製法ノウハウ
    スープについての、専門的な知識と技術
    調理技術全般
    強い使命感
    強いリーダーシップと、一緒に働いてくれる適切な人材
    マネッジメント能力

⑤どの市場を攻めるのか?
お手軽か、上質か?
最初は、必ず、上質からスタートすることをオススメしております。 店舗数が増えると、自然にお手軽方向に向いていきます。
殆どのビジネスは上質でもなく、お手軽でもなく、 中間の不毛地帯でやっている為に、うまくいっていません。
ビジネスでの成功は、上質か、お手軽かのどちらかしかありません。
但し、お手軽は規模が大きくないと、成功しないのです。 但し、上質は高級とは意味が違います。

お手軽と上質の相関図

⑥既にその市場で成功している先輩達に聞く
(事例)
タイ:タイハチバン
  タイで、ラーメン店を多店舗展開しています。
香港:板前寿司
  香港人が日本の寿司で大成功、寿司キングと言われています。

⑦現地でヒットしているレストランを徹底的に見て回ること
なぜ、ヒットしているかを理解しましょう。
特に、客単価に注意しましょう。

⑧周到に準備する(段取り8割、仕上げは2割)

⑨お客様に焦点を合わせる
目先の損得を考えないようにしましょう。 ビジネスの本質はお客様の問題解決です。

⑩得たい結果を得ようとすると、犠牲を払わずに得る事は出来ない

⑪一貫性と妥協をしないこと
海外で失敗した人は一貫性がなく、妥協をしていました。

⑫短期間に成功ではなく、長い成功を目指す 本質を深めて、永い繁栄を目指すことが 結局は早く目的地に到達出来るのです。

(参考)7つの習慣

7つの習慣重要度と緊急度

第一領域は本質的な部分は深めようとせずに、 テクニックで、目先の売り上げを上げようとすることです。

〇メニューの見直し、看板、内装、外装 見せ掛けだけが良くなっても、内容が伴っていないと、 最初は上がっても、そのうちに売上は ダウンします。

〇チラシを打つ等、広告宣伝費をかける 有料の広告は絶対にやらないことです。 お金をかけて広告を打つことは自分で自分を褒める事と同じです。

第二領域は本質的なものを徹底的に見直す等、 本当に重要なことに集中することが重要です。

4.大和製作所の取り組み

弊社の製麺機が活躍している国・地域は、 アメリカ・カナダ・インドネシア・フィリピン・シンガポール・マレーシア・タイ・香港・中国・ 韓国・台湾・オーストラリア・ロシア・ブラジル・スペイン・フランス・オランダなど、年々拡大しています。
大和製作所では、世界中の飲食店オーナー様に日本の麺文化のノウハウを提供しています。
世界中のお客様からいただいた課題を解決することでノウハウを積み重ねています。
あなたの海外進出が成功するために、様々な面からサポートさせていただきます。