連載全6回のうち第1回目
作成:讃匠 麺研究センター
今回もあなたの麺ビジネスの大成功に向けてのお話しをしましょう。
これからの未来は、やっとコロナの時代も落ち着き、AI時代になり、 ますます重要になるテーマは、デジタル化への取り組みです。
AI技術の進化は、ビジネスの世界に大きな変革をもたらしています。
AIは、データ分析から顧客サービス、製品開発まで、 あらゆる領域で人間を超える能力を発揮し始めています。
ところで、あなたはAIについて、どの様な考えをお持ちでしょうか。
ここ30年間を振り返ると、ITの世界では大きな変革が何度かありました。
例えば、1995年のウインドウズ95が発売され、 この時の当社はそれほど乗り遅れずに全社にウインドウズ95を導入しました。 但し、この時期にインターネットが急速に進化を遂げ始めたのです。 当社を含めて、多くの日本企業がインターネットのビジネス化に遅れました。 後から振り返ると、インターネットの発達を上手にビジネスに取り入れた企業とそうでない企業の差は、 到底埋められなくなったのです。
それまでの日本はモノ作り大国で、家電、自動車が世界を制覇していたのですが、
この頃から、日本企業は勢いを無くして、インターネットを活用したGAFAを代表とする アメリカのITジャイアンとの世界になったのです。
そして、その差はますます拡大の一途です。
今回のAIの登場は間違いなく、インターネットの出現に相当するような時代の転換点になります。
当然、われわれはAIについて深く理解しなければいけないのですが、
もっと大切なことは、インターネットの到来と同じように、AIを使う側か、或いは、 AIに使われる側になるのか、これにより、われわれの未来は大きく異なることになるでしょう。
それでは、AIを使う側になるために、われわれが心がけて、麺ビジネスを大成功させるには、 どの様な未来への対応が必要になるのかを一緒に考えていきたいと思います。
それでは、AIを使う側になるために、われわれが心がけて、麺ビジネスを大成功させるには、 どの様な未来への対応が必要になるのかを一緒に考えていきたいと思います。 特に私自身、ウインドウズ95の導入をスムーズに行ったにも関わらず、 インターネットの活用には、遅れを取ってしまった大きな反省があり、 2度とAIでは後れを取ってはいけないと改めて感じている次第です。
以前から、銀行員とか、弁護士のような知識労働者でさえ、 その仕事をコンピュータ、AIに置き換えられると言われています。
これからの日本の未来において、労働者不足は避けることが出来ない事実であり、
運送業の2024年問題でも、大きな社会課題を抱えていますが、
事前に分かっていたにも関わらずに、上手に対応できていない会社がほとんどで、
一部、この問題を上手に乗り超えている会社があり、既に業績において大きな差が発生しています。
要するに、既に起きている問題、或いは未来に確実に訪れる問題にしても、
上手に対応出来る企業、経営者と出来ない経営者に分かれるのです。
その違いは単純で、やがて来る未来にキチンと対応出来るか、そうでないかだけの差なのです。
特に、人口減少により、これからの日本に引き起こされるさまざまな問題は、 既に、起きている課題であり、われわれは、すぐにでも、真剣に取り組まなければいけない課題です。
労働の種類は次のように4種類あると言われています。
① 肉体労働
② 知識労働
③ 感情労働
④ 革新的発想労働
上記の①と②は必ず、AIに置き換えられる分野になります。
AIに置き換えることが出来ないのが、③の感情労働、④の革新的発想或いは思考を伴う労働です。
AIは世界中のありとあらゆる世界のデータを元にして回答を引き出すので、
データからでは得ることが出来ない感情労働と発想が最終的に人間の受け持つ労働の分野になります。
以上より、人間の持つ力を単純化して言えば、人間力を発揮する分野だけが、
AIに出来ない分野ということになります。
それでは、これからわれわれは何をしなければいけないかと言えば、
人間力を磨き続けることがAI時代に強く生き残る大きな原動力になるのは間違いないのです。
それでは、いよいよAI時代に強く生き残るためのわれわれの生き方について深く考察していきたいと思います。