連載全6回のうち第3回目
作成:讃匠 麺研究センター
前回の一貫性の続きです。
AIは、世界中のさまざまな情報の宝庫になっています。
そしてその情報は、日々、大変な速度で加速しています。
今朝、6月30日の朝のTV番組にソフトバンクの孫さんが出演し、
これからのAIの世界は4年で1千倍の速度で加速すると話していました。
4年ごとに1千倍ですから、8年後には100万倍、12年後には10億倍なのです。
このスピード感は、頭では理解できない速度です。
当然、麺ビジネスにAIを活用するのと、しないのでは莫大な差が出てくることは間違いないのです。
これだけ加速すると言うことは、現在ではコストが高くて出来ないことでも、
近い未来には、少しの金額で可能になるということです。
少し前には、われわれ1人ひとりが携帯電話を持つことは、コストの上で不可能と思われていました。
TV電話も、コスト的に当分は、不可能と思われていました。
ところが過去において、こんなものがあれば良いなと思っていたことが、瞬く間に可能になっているのです。
そして、その速度が加速しているのです。
従って、AI時代にあなたがやらなければいけないことは、上記④革新的発想思考なのです。
要するに、今すぐには無理かも分からないが、こんなものがあれば、
多くのお客さまに喜んで貰えるのにと思えるテーマを探し続けることなのです。
以下に、AIによる麺ビジネスの可能性について考察してみます。
以下のように、AI技術の発展は、麺ビジネスにも様々な可能性をもたらしています。
①個人の嗜好に合わせた麺を提供する
顧客の過去の注文履歴や好みなどを分析し、 個々の顧客に最適な麺を提供することができます。 例えば、顧客の健康状態やアレルギー情報に基づいて、 栄養バランスの取れた麺を提案したり、 過去の注文履歴から顧客が好む味の組み合わせを分析して、 新しいメニューを開発したりすることができます。
②調理工程を自動化する
麺の生地作りから調理まで、AIを活用して自動化することができます。
これにより、人件費の削減や調理時間の短縮が可能になり、
安定した品質の麺を提供することができます。
例えば、AI搭載の製麺機を使用すれば、
顧客の好みに合わせて麺の太さやコシを調整したり、
季節や天候に合わせて麺の水分量を調整したりすることができます。
③オンライン販売を強化する
AIチャットボットや音声認識技術を活用して、
オンラインでの注文や決済をスムーズに行うことができます。
また、顧客の購買データを分析することで、
効果的なマーケティング施策を実行することができます。
④デリバリーサービスを充実させる
AIを活用した配送管理システムを使用すれば、
効率的な配送ルートを計算したり、
配送状況を顧客にリアルタイムで通知したりすることができます。
また、自動運転技術を活用したデリバリーロボットを導入すれば、
人件費を削減しながら、24時間365日のデリバリーサービスを
提供することができます。
⑤店舗運営を効率化する
AIを活用した顧客管理システムを使用すれば、 顧客の来店履歴や注文履歴を分析し、 効果的な販促施策を実行することができます。
また、AI搭載のPOSレジを使用すれば、会計処理を自動化したり、 顧客の購買データを分析したりすることができます。
⑥新しい麺料理を開発する
AIを活用して、新しい麺のレシピや調理方法を開発することができます。
例えば、AIが顧客の好みや栄養バランスを考慮して、 最適な麺のレシピを提案したり、AIが過去の調理データを分析して、 より美味しく、ヘルシーな麺料理を開発したりすることができます。
⑦顧客とのコミュニケーションを強化する
AIチャットボットや音声認識技術を活用して、
顧客とのコミュニケーションを強化することができます。
例えば、顧客からの質問にAIが自動的に回答したり、
顧客の意見や要望を収集して商品やサービスの改善に活かしたり
することができます。
⑧食育や健康増進に貢献する
AIを活用して、麺に関する食育や健康増進の情報を提供することができます。
例えば、AIが顧客の健康状態や食生活に基づいて、適切な麺の食べ方を提案したり、
AIが麺に関する栄養情報や健康効果をわかりやすく説明したりすることができます。
これらの選択肢はほんの一例であり、
AI技術の発展とともに、麺ビジネスの可能性は無限に広がっていくと考えられます。
AIを活用した麺ビジネスを成功させるためには、以下の点に注意することが重要です。
AIだけに振り回されずに、人間にしか出来ない分野にウエイトを置き、その上で、AIでの情報を加味する。
顧客ニーズをしっかりと把握する: AI技術を活用して、顧客のニーズをしっかりと把握することが重要です。
この分野もAIだけに頼るのではなく、現実のお客さまをシッカリ向き合うことが大切です。
顧客の好みや要望を分析し、それに応じた商品やサービスを提供する必要があります。
AI技術を適切に活用する: AI技術は万能ではありません。
AI技術を適切に活用し、人間の知恵と経験を組み合わせることが重要です。
倫理的な問題に配慮する: AI技術を活用する際には、倫理的な問題にも配慮する必要があります。
例えば、顧客のプライバシー保護や、AI技術による偏見や差別が発生しないように注意する必要があります。
AI時代を生き抜くためには、AI技術を活用して、常に新しいアイデアを生み出し、
顧客に新たな価値を提供することが重要です。