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連載全3回のうち第1回目

作成:讃匠 麺研究センター

麺ビジネスの新規開業の戦略の立て方(後編)

目次

本日のブログは先週の続き、後編をお届けします。
先週の振り返りですが、まず、麺ビジネスの新規開業の前に必要なことや、 夢の大きさについて伝えました。
そして、多くの人たちが、成功している既存店の先輩たちに影響を受けすぎているが、そのやり方はオススメしないということ。
新しい時代に合った、新しいビジネスは絶対に避けて通れないのです。
小回りの利く個人店は、思い切って今までにない新しい取り組みをお勧めしました。
さらに、コロナ以降、飲食業界の成功方程式や価値観、お客様のニーズの変化、最後は、自分自身の本当に好きで得意分野は何かに触れました。
本日は同じく新規開業者向けのテーマをお届けします。

1.麺ビジネスを成功させるうえで、自分に足りないものはなにか

現在は、さまざまな競争レベルが非常に上がり、プロのレベルでは役立たないことを理解すべきです。
プロ中のプロでない限り、良い成果は得られないのです。
従って、ビジネス・オーナー自身が自分の専門分野のプロ中のプロになり、 自分に足りない要素は、その部門のプロ中のプロ人材を社内或いは外部から見つけ出すのです。
日本では、個人で、1人で新規開業する人が非常に多いのですが、 最近、当社に来られる海外からのお客さまの大きな特徴として、 料理担当、IT担当、経営担当等、それぞれの得意分野、強い専門分野を持ったプロ中のプロが集まり、 外食ビジネスを始める方々が、非常に多いのです。
そして、一様にその人たちのビジネスの成長率が非常に高いのが特徴です。
例えば、上海で開業した寿司店の経営者は、大卒で開業し、 この10年間で100店舗の規模になっているのです。
その上に、コロナ前の5年間で15店舗だったのが、コロナ後の5年間で85店舗増え、 100店舗を達成したのです。

2.最初の覚悟は大切

自分でビジネスを始めると、サラリーマン時代とは比較にならない様な、 ストレスがかかる事が多いです。
すると、時々、ストレスに負けて、セルフコントロールが効かない人がいます。
事業を始める事と、サラリーマンで毎月決まったサラリーを貰う事の違いは、雲泥の差です。
責任の重さが全然異なります。 だから、将来、自立を考えている様な人は、サラリーマン時代から、 既に独立した事を想定して、日々の立居振舞をやってみると良くわかります。
だから、当社の麺学校の経営講義では、常に、生徒さん達に問うのは、その覚悟です。
未だサラリーマンであったり、退職してすぐの人も麺学校に入学したりします。
その人達に重要な事は、自分で全ての責任を取らなければならないという覚悟を持っているかどうかです。
既に、小さい事業でもやっていて参加する人は、その覚悟は当然持っています。
しかし、未だ、事業をやった事のない人は、もう一つ、実感が沸かないのです。
麺学校の経営講義では、事の他、この覚悟について、厳しく話しています。
当然、マネッジメントの深い内容についても、十分に触れていますが、 一番、重要な事は、この覚悟なのです。
様々な問題が起きた時も全く同様です。
問題の難易度が10だとすると、20とか、30の覚悟で臨めば、 その問題に振り回されたり、困ったりする事はないのです。
何事に対して、物事を始めようとしたり、取り組む時の覚悟が大切です。

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